40代独身女性が正社員を辞めても不安じゃない理由

退職(情報)

こんにちは、むーです。
このたび無事、14年勤めていた会社を辞めることができました!

現在、有給消化中なので無職になるのは1カ月後ですが、
今後、出勤することはないので、今は清々しい気持ちでいっぱいです。

今回、同世代の友達に会社を辞めることを伝えると、

正社員を辞めて不安じゃないの?

と、何人かに言われました。

私も人事異動をつげられて、この会社で働き続けることはできないかもしれないと思った時、
目の前が真っ暗になりましたし、会社を辞めたいけど、
辞めてこの先どうなるのかと不安になりました。

しかし、今はその不安はありません。

それは、自分の置かれた状況と自分のことをしっかりと理解し
これから自分がどう生きていきたいか、生きていけるのかを考えて
自分が納得できる、生きていきたいと思える将来を見つけることができたからです。

私が不安になっていたのは、会社を辞めた後、どうなるのか分からないからでした。

今でも、もちろんどうなるかは分かりません。

しかし、どうなりたいかは分かっています。

どうなりたいかが分かっていると、そうなるためにやることがたくさんあるので、
不安を感じている暇がありません。

しかし、私がこう考えられるようになるまで1カ月かかりました。

人事異動をつげられてから1カ月間、会社を辞める為に、
漠然としていた不安を1つずつ明確にし、向き合うことで、不安を取り除くことができたのです。

今回は、私がどうやって不安を取り除いていったかを書きたいと思います。

不安その① 会社を辞めて生活していけるのか?

自分の置かれた状況を理解する

まずは、会社を辞めて生活していけるのかを考えました。

以前の記事です ⇒ 40代独身女性がセミリタイアできるか考えてみた

この時に、退職後、生活するために必要なお金を調べました。

そして、年金がもらえるまで無収入で生活するには、6,500万円が必要なことが分かります。

しかし今の時点で6,500万円もないので、会社を辞めたら、
月に10万円の収入が必要でした。

そう、1カ月たったの10万円でいいのです。

何の気なしに過ごしていましたが、自分の生活を振り返ってみると、
私は日々の生活にあまりお金をかけていませんでした。
楽しいと思うことも、お金がかからないものばかりです。
どうやら生活水準が低いようで「これならセミリタイアできるかもしれない」と思いました。

この事実がわかった時は、肩の荷が下りたというか、ほっとしたというか、
正社員で新しい会社を探さなくていいことが、何より嬉しかったです。

会社を辞める現実味が一気に増しましたし、辞めることができると安心しました。

追記:独身女性はいくら貯金があればいいのか、確認方法を記事にしてみました
詳しくはこちらへ ⇒ 【独身女性のリタイア・セミリタイア】貯金はいくらあればいいの?

自分のことを理解する

大学を卒業する頃は、夢や希望がありましたが、社会人になって20年も経つと、
その頃のことは忘れ、毎日、自分が決めたレールの上で何も考えず生きてきました。

ただ、特に不満はなく、だからといって満足もなかったと思います。

満足はないといっても、美味しいランチを食べに行ったり、旅行に行ったり、ライブに行ったり、
日々、楽しいことはありましたし、十分な生活を送っていました。

このままこんな感じで、60歳まで今の会社にいるんだろうなと思っていた矢先、
突然の人事異動です。

今までも会社を辞めたいと思うことはありましたが、一過性のもので、
本気で辞めようと思ったことはありませんでした。

しかし今回の人事異動は、会社を辞めたいというより、
新しい部署で残り20年も勤められないという気持ちが強く、
本当に会社を辞めないといけない時がきたと思いました。

しかし40代で何のスキルもない私に、正社員で新しい仕事が見つかるとは思えなかったので、
会社を辞めて転職するのではなく、自分が何かやりたいと思うことはあるのか考えました。

その時のことはこちらにあります ⇒ 40代独身女性が突然の人事異動により退職を考えた話

先ほども書いたように、私は自分が決めたレールの上で、何も考えずに生きてきたので、
世の中の変化に少しも気づけていませんでした。

FIREなんて言葉も、セミリタイアという言葉も、それがどんなものなのかも知らなかったし、
不労所得で生活している人がいるなんて、夢のような話でした。

そんな中、自分が好きな「文章を書く」ことで収入を得られる、
WEBライターやブログを知ります。

ここでまた、 会社を辞める現実味が増しました。

不安その② 10万円の不労所得が得られなかったらどうする?

私はこれまで、自分の貯金がいくらあるか把握せずに生きてきました。
なので、会社を辞めないといけないかもしれないと思った時は、
これからの生活がどうなるのだろうと不安に思いました。

この状況になって改めて確認してみると、 最悪、10万円の不労所得がなく無収入になっても、
20年くらいは生活できるだけの貯金がありました。

20年くらいというのが微妙なところですが、取り急ぎお金が必要ということはないので、
今すぐ会社を辞めても大丈夫だし、40代で転職先がなくても大丈夫なことが分かり、
正社員を辞めることへの不安が一気になくなりました。

不安その③ 会社を辞めて後悔しないか?

正社員を辞めて気になる世間体

私自身は「正社員であること」にこだわりはないのですが、
親は「正社員であること」に安定を感じ、求めてきます。

それと、以前も書きましたが(こちら ⇒ 【正社員 VS 無職】メリットとデメリットを考える
なにより世間体が1番のネックでした。

ただ、よくよく考えると、私は今40代で、今まで正社員だった期間は17年ですが、
この17年間で「何の仕事をしているの?」と聞かれることはあっても
「正社員なの?」と聞かれた記憶がありません。

親世代(70代)は、子供が正社員かどうか聞かれることがあるみたいですが、
聞いてどうするんですかね?
正社員だろうと非正規社員だろうと、あなたには何の関係もないのに。

ということで、私にとって正社員でなくなることの1番のデメリットは、
親に申し訳ないということです。

自分の子供が40代で独身で無職というのは、人に言いづらいでしょう。

なので私は、誰かに聞かれたら

父

よく分からないけど、フリーランスというやつで正社員だった時よりいい収入でやってる。

と言えばいい、と親には言っています。

嘘か本当かなんて他人には分からないし、
フリーランスという親世代にはなじみのない言葉で、煙に巻いてもらう作戦です。

世間体なんて、ほんっと気にしてもしょうがないけど、親がしてしまうものは放っておけません。

将来、嘘が本当になるよう、私が頑張ればいいだけです。
これは、私がこれから頑張るモチベーションの1つになっています。

安定した収入がなくなる

これが最も大きな不安ですかね。

しかし私の場合は給料が安かったので、月に10万円あれば生活できることが分かってからは、
会社を辞めることに何の不安もなくなりました。

ここで私の給料を公表しますが、14年勤めて手取りで15万強でした。
これはノー残業の場合ですが、残業が多い月でもプラス3~5万円ほどです。

田舎の事務員なので、この辺りではそこまで悪い給料ではありませんが、
土曜日出勤もあり、体育会系の社長が好きな暑苦しい会社行事もあり、
毎年、目標をかかげ、1年の終わりには、
その目標に対する長い報告書を提出しなければいけません。

また私がいた会社は、女性はただ作業をするロボットのような扱いで、
業務改善をして業務の効率化をはかり、全体の残業代を減らしたとしても、
「ありがとう」と感謝されるだけで、給料アップに繋がることはありませんでした。
年次の給料アップはありますが、他の人より仕事をたくさんしようが、
のんびりしようが大差がありません。

こうやって書いていると、14年間もよくやっていたなと、辞めて良かったと改めて思います。

今までの部署はそこまで残業が多くなかったのですが、
新しい部署は、夜の10時まで残業をするような部署です。
当然、給料は変わりません。
残業代が増えるかもしれませんが、プライベートの時間を削ってまで、
残業代が欲しいとは思いません。

月に10万円でいいのに、土曜日も出勤して、毎日、夜の10時まで働いて、
自分の人生のほとんどの時間をやりたくない仕事をして過ごす。
そうまでして、手取り15万円の会社にいる意味はなんでしょう?
何の価値もない世間体より、自分のやりたいことに時間を使える自由を私は選びました。

こうして私は、会社を辞めて後悔することはないと確信し、不安もなくなりました。

まとめ

本当は、月に10万円稼げるようになってから会社を辞めようと思っていましたが、
我慢できずに辞めてしまいました。

今のところ、10万円稼げる目途は立っていません。

しかし、なんの不安もありません。

まずは、8月末までは給料があります。そして、9月10月は無収入になりますが、
11月から2月まで失業保険をもらう予定です。
できればその後、WEB系の職業訓練校に通って、
失業保険をもらいつつ勉強しようと思っているので、
1年間くらいは、ブログやWEBライターの勉強をしつつ、
10万円の収入を目指そうと考えています。

最悪、無収入でも20年くらいは生活できるだけの貯金があるのも、
不安を感じない理由の1つかもしれません。

今はお金のことは考えず、やりたいことだけやって、
自由で豊かな生活を送っていこうと思っています。

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